再会
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カチ…カチ…カチ…



無機質な時計の音が一定のリズムで時を刻む。

もうすぐで真夜中の1時。

シリウスがハリーへの手紙に書き記した、約束の時間。

「今日の夜中1時。暖炉の前で…」

見た瞬間、心臓が高鳴った。

呼吸をするのもままならなかった。

ずっとずっと

逢いたいと願っていた人。

嬉しくて嬉しくて。

その日の授業に身が入らなかった。

―――今夜シリウスに逢える!今夜……!!

その事だけが頭の中を支配していた。

その事だけが希望の光だった。

今ハリーは暖炉の前でボーッとしながら、しかしひたすらにシリウスの事を考えていた。

実はハリーは一度だけ、シリウスとキスをした事がある。

シリウスを逃がす為、屋根の上にいた時。

別れ際に腕を捕まれ、唇に引き寄せられた。

(当然、その場にいたハーマイオニーの目にも焼き付けられた…)

彼が奪った唇を、そっと人差し指でなぞってみる。

「シリウス…」



「ハリー」

「!」

暖炉から聞こえた声。

まぎれもなくシリウスその人だった。

最初は生首だけだった姿も、どんどんと身体の部分部分が現れ、最後には暖炉の前に全身を表した。

「…ひさしぶり、ハリー」

優しい、爽やかな微笑みが、ハリーに向けられた。

ずっとずっと見たいと思っていた笑顔。

シリウスを見上げていたハリーの肩が小刻みに震えた。

「シリウス…」

唇から名前を紡いだ途端、涙がボロボロと零れた。

今まであった嫌な事を全部吐き出す様に、涙がとめどなく溢れた。

「…シリウスッッ」

視界は涙でかすれ、せっかく久しぶりに見る事のできたシリウスの顔もぼやけて形を留めていなかった。

それでも、ハリーは震えながら口を開いた。

もう一度逢えたら、言いたい言葉があった。

「…愛してる…」

ドンッ!

「!!」

ハリーがその言葉を放った瞬間、背中に固い衝撃が当たり、唇には温もりが押し当てられた。

シリウスがハリーの右肩を掴んで暖炉の壁に押しつけたのだ。

一瞬の出来事だった。

「んっ…」

レンガのごつごつした感触に痛さを感じながらも、そんな事は気にならない位、求められる口づけに没頭した。

何度も何度も角度を変えて舌を押し込まれた。

「…っは…あ」

二人の唇の隙間から、ハリーが苦しそうに酸素を求める。

やっと解放された時、二人の舌と舌が名残惜しそうに糸を引き合った。

「…ハリー」

「!」

熱を持ったシリウスの声がハリーの耳元に囁く。

それだけでハリーの身体は反応してしまう。

シリウスの唇はそのままハリーの耳たぶにキスをし、額、まぶたへと移動していった。

しかし、いくらハリーのまぶたに溢れた涙をキスでぬぐっても涙は止まらない。

「…ハリー?」

「…ご、ごめ…シリウスに逢えて嬉しいのに……っ」

不意に、シリウスは足元に視線を移した。

そこら中に散らばっている

“ほんとに汚いぞポッター!”

と書かれたバッチが目に入った。

「…ハリー、これは…」

「シリウス」

床に散らばったバッチを拾おうとして、しゃがみかけたシリウスのローブを、ハリーがグイッと引っ張った。

「もっとして…」

シリウスが、もう一度ハリーに視線を戻すと、涙目のまま、懇願するハリーの顔があった。

さすがに、ハリーにとっても恥ずかしいセリフだったらしく、顔が赤くなっている。

それでもシリウスから視線を外すことはしなかった。

ハリーのそんな真剣な視線にシリウスは眩暈がした。

「ハリー…そんな顔をしないでくれ…」

シリウスの中でチリチリと何かが焼け焦げていく感じがした。

「お願い…シリウス、もっとシリウスに触れていたいんだ…」

予想外のセリフにシリウス自身も赤くなってしまった。

しかし、すぐに優しい微笑みをハリーに向けると

「最高の殺し文句だ……」

と、ハリーの耳元で囁いた。






どれくらいキスを続けていただろうか。

静まり返った談話室に唯一聞こえる音は二人の行為からなる淫猥な音と、暖炉の炎の弾ける音だけだった。

「ハリー……」

絡め合う唾液も,もはやどちらのものか判らない、むしろそんな事はどうでもよくなってきていた。

「んっう……」

頭がくらくらする。

口から身体中へぬくもりが流れていく。

暖炉の炎よりも、今は自分たちのほうが熱い気がした。

シリウスの唇がハリーの首筋へと移動する。

「あうっ……」

所々にキスマークを付けられるたび,ハリーの体が跳ね上がる。

シリウスの右手がハリーの服の中へと進入してくる。

その手で器用にすべてのボタンが外されてゆく。

「…白いな…ハリーの肌…」

そう囁いて、今度は胸にもキスマークを落としていった。

「はぁっ…んっ」耐えきれず、ハリーの口から甘い声が漏れた。

そんなハリーに欲情しながらも、シリウスは行為を続けてゆく。

ハリーの胸にある突起を口全体を使って刺激し、一方でハリーのズボンのチャックに手をかける。

「…あっ」

ハリーは恥ずかし過ぎて、もじもじと捩った。

「…ハリー、ダメだよ隠しちゃ…」

そう言うなりシリウスはハリーの胸を責めていた自分の口を、ハリーのモノを責める為、移動させた。

「!?やッッ…」

いやらしい音が談話室に響く。

シリウスは執拗にハリーのモノを弄んだ。

「…あっ…やっぁ…シリウスッ…」

ハリーが感じる度にハリーのモノからぬるぬるとした液が零れた。

「もっ…ダメぇっ…放してっ」

自分の脚ではとても立ってられず、ハリーの脚はガクガクと震えた。

「いいよ、ハリー…このまま出して…」

ハリーの絶頂を促す様にシリウスは今まで以上に責め立てる。

「やっあっ…ああッッ!」

ハリーの身体が跳ねる。

ついに耐え切れず、溜まっていたものをシリウスの口の中へと放ってしまった。

ハリーのモノから放したシリウスの口には、たった今ハリーの放った液が端から覗いていた。

「ハリー…少しの間だけ我慢してくれ…」

「…?…」

幾度のシリウスの愛撫に酔ってしまったハリーは、シリウスの言った事に思考回路が追いつかない様だった。

シリウスはハリーのネクタイを外し、ハリーの両手の手首を結んだ。

まるで逮捕をされている様な格好になった。

そしてそのままシリウスはハリーを持ち上げ、暖炉の上に刺さっている柵にネクタイを掛けた。

「やっ…シリウス何ッ!?」

両手を繋がれたまま、ハリーは暖炉に吊される姿になった。

ハリーの身長では床につま先しか付かない。

「っやだ!降ろしてシリウスッ……んうっ」

ハリーの抗議の声はすぐさまシリウスのキスによって塞がれてしまった。

シリウスの指がハリーの後ろを探る。

「っ!!」

ハリーは初めて触れられる其処に、違和感を覚え抵抗を見せる。

しかし腕は繋がれ、しかも動けば動くほどネクタイがきつく締まるのだった。

そうしてる間にもシリウスの指はハリーの奥へと侵入していく。

ハリーは恥ずかしさのあまりおかしくなってしまうかもしれない、とあまり働かない頭でぼんやりと思った。

「……すまない、ハリー…まだ慣れてないだろうけど……」

シリウスは、そう熱く耳元で囁き、まだ完全には慣らされていないだろうハリーの後ろを貫いた。

「ひぁっっ……!!!」

「っハリー…!」

ハリーの体中を激痛が走った。

「…あっ…シリウスッ!…くる…しっ…」

痛みの所為で涙が溢れ、ろれつが回らなかった。

「ハリー…っすまないっ」

謝りながらもながらもシリウスはすでに己を止める事は出来なかった。

シリウスの息づかいは荒く、我慢が出来ない程焦っている様だった。

そんなシリウスをぼやけた視界で見ながらシリウスも、こんなに焦ることがあるのだと思ってハリーは嬉しくなった。

しかも、自分を求めてくれているようで、なおさら嬉しく感じた。

「はぁッ…シリウス、好き…大好き…」

「ハリー、私も…大好きだ、愛してる、ハリー…」

最後には二人が同時にすべてを放っていた。







「ハリー、大丈夫か…?」

ハリーを膝に乗せ、暖炉の横に佇むシリウスが、口を開いた。

「うん…何とか…」

「すまない、途中までははっきりと理性があったんだが…」

頭を抱えるシリウスを見て、ハリーがくすくすと苦笑する。

「焦ってるシリウスもかわいかったよvv」

「私が…?ハリーの方がかわいかったが…」

「もう。///」

そういうと、ハリーはシリウスの胸に頭を擦り付けた。

「…また、行っちゃうんだね」

「ああ…だが、また近いうちに逢えるさ…」

「うん…」

「大好きだよ…ハリー」

「ぼくも、大好きだよ、シリウス」

数分後、『ポンッ』という音とともに、談話室から一人が消えた。

早く一緒に暮らせる日が来ればいいのに…と、誰に言うでもなく、ハリーはつぶやいていた。






END













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